飲食・サービス業のための、人件費マネジメントDX実践
POS・勤怠のデータから必要レイバーを導き出し、労務要件を満たしたシフトをクラウドシステム上で設計する。 正社員とパート・アルバイトを含めた人件費マネジメントを、経験と勘からデータに基づく運用へ転換するための、2日間の実践講座です。
飲食・サービス業では、売上に対して人件費が最大の変動要素でありながら、その配置が担当者の経験と勘に委ねられている現場が少なくありません。 本講座は、次の課題を抱える事業所を対象としています。
本講座の修了時点で、受講者が実務として実行できる状態を到達目標とします。
本講座は、講師が店舗運営の実務を通じて体系化した「売上を作るシフト」の5段階に沿って構成されています。
1日目に段階1〜2、2日目に段階3〜5を扱います。 すべての演習は受講者自身の事業所のデータを用いて行い、2日間で自社の運用基準そのものを完成させます。
| 時間 | 科目 | 内容 | 時間数 |
|---|---|---|---|
| 9:00-10:00 | 人件費マネジメントDXの全体像 | 現行の要員計画プロセスの棚卸し。正社員(固定費)とパート・アルバイト(変動費)の性質の違いと、それぞれの動かし方 | 1.0 |
| 10:00-11:30 | 管理会計の基礎と自社の利益構造 | 売上・変動費・限界利益・固定費・利益の構造。自社の直近実績を図に展開し、人件費が管理可能な変数であることを確認する | 1.5 |
| 11:30-12:30 | 休憩 | — | — |
| 12:30-14:00 | 時間帯別の需要分析段階1 | POSデータからの時間帯別売上の抽出と、同時間帯の配置レイバーとの突合。開店準備・閉店作業を分母に含めない理由と、その別枠管理の方法 | 1.5 |
| 14:00-15:30 | 時間あたり目標売上の設定段階1 | 自社の良好時のデータからの基準値の導出。人件費率が良好に見える日ほど疑うべき「売り逃し」の検出方法 | 1.5 |
| 15:30-17:00 | 日商帯別 必要レイバー表の作成段階2 | 日商の水準ごとに必要レイバーのラインを算出し、要員配置の基準表として完成させる演習 | 1.5 |
| 17:00-18:00 | 成果物の確認と翌日の準備 | 作成した基準値の妥当性検証。2日目に使用するデータの整理 | 1.0 |
| DAY 1 実訓練時間 | 8.0 | ||
| 時間 | 科目 | 内容 | 時間数 |
|---|---|---|---|
| 9:00-10:00 | 1日目の確認と補正 | 作成した基準値のレビュー。2日目のゴールの確認 | 1.0 |
| 10:00-11:30 | 月次人件費予算の逆算段階3 | 目標利益から使用可能な人件費予算と総レイバーを確定。正社員の固定レイバーとパート・アルバイトの可変レイバーへの配分設計 | 1.5 |
| 11:30-12:30 | 休憩 | — | — |
| 12:30-14:00 | システム実装① 基準値登録と理想シフト作成 |
クラウド型シフト・人件費管理システムの操作演習。1日目に作成した基準表の登録と、1日分の理想シフトの作成 | 1.5 |
| 14:00-15:30 | システム実装② 労務要件のシフト設計への組込み |
休憩付与要件(6時間超45分・8時間超1時間)および時間外労働の上限(月45時間・60時間)のシステム上での管理方法。 演習:営業時間中に全従業員の休憩を確保するシフトの設計 |
1.5 |
| 15:30-17:00 | 運用設計と定着段階4・5 | 作成したシフトの現場視点での検証。パート・アルバイトからのシフト希望の収集設計(時間帯区分による選択方式)。日次の締め処理と計画対比の確認手順。算出したレイバー計画を現場に示し、運用として定着させる進め方 | 1.5 |
| 17:00-18:00 | 実装計画の策定 | 受講後3か月の実装スケジュールと役割分担の確定 | 1.0 |
| DAY 2 実訓練時間 | 8.0 | ||
| 区分 | 時間数 |
|---|---|
| 講義(管理会計・労務要件・手法解説) | 5.0 |
| 演習(自社データの分析・基準表作成) | 6.0 |
| システム操作実習 | 3.0 |
| 成果物の確定・実装計画策定 | 2.0 |
| 合計(OFF-JT 実訓練時間) | 16.0 |
※ 上記のほか、各日60分の休憩を設けます。休憩時間は訓練時間に含みません。
本講座は座学ではなく、受講中に自社の運用基準を作成する演習型です。修了時には次の6点が完成した状態になります。
本講座は、人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」のご活用を想定した構成としています (OFF-JT 16時間・要件である10時間以上を満たします)。
ただし助成金の支給可否・支給額は、貴社の状況および所轄労働局の判断によります。 申請の要否・要件充足については、必ず社会保険労務士または所轄労働局にご確認ください。 当社は支給を保証するものではありません。
なお、訓練の実施日程は、事業所のご都合に合わせて調整いたします。 開催日の1か月以上前に計画届の提出が必要となるため、余裕をもってご相談ください。
飲食チェーンの店舗責任者として、時間帯別の需要分析にもとづく要員配置の設計を実践し、店舗売上と利益の改善を実現。 その手法を「売上を作るシフト」の5段階として体系化した。
現在は経営コンサルタントとして飲食業・宿泊業の支援にあたり、管理会計にもとづく計画策定から現場の運用定着までを一貫して手がけている。 MG(マネジメントゲーム)研修インストラクター。
本講座で使用するクラウド型シフト・人件費管理システム Profit Shift の開発者でもあり、 手法・システム・現場実務の3つを一貫して提供できる点を特徴とする。
| 一般的なシフト研修 | レイバー改善DX講座 |
|---|---|
| シフトの作り方を学ぶ | 自社の運用基準そのものを2日間で完成させる |
| 汎用的な事例で学ぶ | 受講者自身のPOS・勤怠・試算表データを使用する |
| 人件費を「削る」発想 | 目標利益から逆算し、売上を「取り切る」配置を設計する |
| 正社員のシフトが中心 | 正社員とパート・アルバイトを一体で扱い、固定と可変に分けて設計する |
| 座学で終わる | クラウドシステムへの実装まで完了する |
| 労務対応は別の研修 | 休憩・時間外の要件をシフト設計に組み込む手法を含む |
| 受講して終わり | 受講後3か月の実装計画を成果物として持ち帰る |
開催日程は事業所のご都合に合わせて調整します。助成金の活用を検討される場合は、 計画届の提出期限(開催の1か月以上前)がありますので、早めにご相談ください。
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